今日の高野山
お天気は晴れて、暑い一日になりました。
早朝の最低気温は21℃、最高気温は31℃です。
今年のお盆は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、
早くから「ろうそくまつり」の中止が決まっていました。
例年なら、13日の夜は一の橋からの奥之院参道が
皆さんの灯すろうそくで明るく照らされるのですが、
今年はまちなかに置き燈籠だけが灯されました。
もちろん、奥之院万燈供養会やお盆の法会は例年通り執り行われました。
日中はお墓参りやご先祖供養に訪れた方が多くみられましたが、
日が陰り始めるころは、静かな高野山でした。
「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、高野山もまだ30℃を超える日も多く
お彼岸を超えても暫く暑い日がありそうです💦
~ お彼岸のお話 ~
お彼岸は、平安時代初期から朝廷で行われ、江戸時代に年中行事とされたという歴史があります。
『蜻蛉日記』や『源氏物語』、『更級日記』など平安時代を代表する、日記や物語にもお彼岸についての記述があります。
お彼岸の時期に「お墓参りに行く」という習わしが始まったのは、江戸時代の中期以降といわれ、気候もよく、江戸の人たちにとっては格好の娯楽としての意味合いもありました。
このころ、六阿弥陀参り:彼岸の期間中に6カ所の阿弥陀仏をお参りするのが流行ったそうです。
仏教では、ご先祖さまのいる世界<極楽(ごくらく)>を「彼岸(ひがん)」、いま私たちが生きているこの世界を「此岸(しがん)」といい、「彼岸」は、西に位置し、「此岸」は、東に位置するとされています。3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り、真西に沈むので彼岸と此岸がもっとも通じやすい日になると考えられ、この時期に先祖供養をするようになったそうです。
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