ちょこっと 豆知識


四月になり、桜も咲き始めました。
今回の豆知識は・・・

~ 仏生会について ~

仏生会は、お釈迦さまのご誕生をお祝いする法会です。
降誕会・花まつりとも呼ばれます。
高野山では、4月8日 午前9時より、総本山金剛峯寺 大広間において
法会が執り行われます。

さて、お釈迦さまとはどんな方でしょう?
お釈迦さまは、今から約2500年前(紀元前5~6世紀頃)に実在した人物です。
インドのシャカ族の王子としてご誕生されました。
王子の身でありながら、出家して修行をし最高のさとりをひらかれ
仏陀(釈迦牟尼仏)=さとりをひらかれた覚者となられました。
さとりをひらかれた後、45年間にわたり仏として教えを説かれ80歳で入滅されたのです。
お釈迦さまがご誕生されたとき、九頭の竜が天より下り甘露の雨を降らせ祝福したといわれます。
生まれてすぐにお釈迦さまは、自らの足で七歩あるき「天上天下唯我独尊」と言葉を発したと言われ
歩かれた足元には、足を支えるように蓮の花が地面から浮き出たそうです。

金剛峯寺大広間には、壇が設けられ「仏生会講式」を奉読します。
講式とは声明の一種で、お釈迦さまのご誕生から入滅(涅槃)までの物語を
音曲にのせて称え敬い唱えます。
この後「灌木(かんぼく)」という作法があり、当日参加の山内住職の方々が
お釈迦さまの頂に「甘茶」注いでお祝いします。

甘茶は九頭の竜が降らせた甘露の雨の意味があり、
一般の参拝者の方も、法会が終わればお釈迦さまに甘茶を注いでお祝いすることができます。
お釈迦さまは「花御堂」といわれる生き花で飾り付けられた小さなお堂の中央に
右手で天を、左手で地を指したお姿で祀られています。
当日、総本山金剛峯寺にお立ち寄りの方は、是非ご縁にあってください。




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