ちょこっと 豆知識
早朝の気温が10℃を下回る日も出てきました。
雨の日が続いて、日中の気温があまり上がらない日が続いていますが・・・。
晴れて気温が上がると、昼夜の寒暖差が大きくなり目に見えて木々が彩を変えます。
紅葉というとモミジの真紅とイチョウの黄金色!!
今回は、イチョウについてちょこっと 豆知識°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
日本で街路樹として多く使われている木は、イチョウ・サクラ・ケヤキだそうです。
街路樹は排気ガスに晒され、硬い地面に植えられたりと過酷な環境を強いられますので、
強く長生きするイチョウが重宝されたのでしょう。
社寺仏閣にイチョウの木を多く見ることができるのは、多く水分を含んでいるため
火事の時に水を吹くというくらい火に強い木といわれ、
江戸時代、江戸市中の社寺仏閣の防火樹として植えられたことからだといいます。
街路樹に多く使用されている木は、いずれも落葉樹!!
落葉樹は春に芽生えて、夏に茂り、秋に色づき、冬に散ります。
ふと見上げた木々に、四季の移ろいを目で感じることができるからでしょうか・・・。
イチョウは現存するもっとも古い植物の一つで「生きている化石」と称されます。
中生代三畳紀(ちゅうせいだいさんじょうき)の地層からイチョウらしい化石が発見されているそうです。
現在のイチョウと同じイチョウ属の化石は、少なくとも約2.1億年前の地層から見つかっているようです。
日本では平安時代、中国大陸に渡った留学僧が聖なる木として日本に持ち帰ったのだといわれます。
日本人にも古くから親しまれてきました。
花に「花言葉」があるように木にも「木言葉」があり、イチョウの木言葉は「長寿」だそうです。
木には雌雄の区別があり、イチョウは花粉管を伝う精細胞で受精するほかの種子植物と違い、
動き回る「精子」を持つ数少ない植物なのだそうです。
研究により東京帝国大学理科大学(現在の東大理学部)の助手をされていた平瀬氏により
この「精子」が発見されたそうです。ちょっと\(◎o◎)/!びっくりですよね・・・。
ぎんなんです。食欲の秋・・・ぎんなんを使った料理もたくさんあります。
ぎんなんは滋養強壮など栄養価は高い食品で、中国では薬用として用いられたようです。
しかし、あまり食べすぎると・・・腹痛・嘔吐・下痢などの症状を引き起こすこともあるようです。
何事も、ほどほど・・・ということのようです。(笑)
高野山では紅葉の頃、霊宝館の前や蓮池付近、千手院付近、金剛峯寺第一駐車場付近などに
黄金に彩られたイチョウを見ることができます。
モミジの真紅と相まって、高野山ならではの紅葉の風情を感じていただけることと思います。
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