ちょこっと 豆知識
~ お彼岸のお話 ~
お彼岸になりましたので、お彼岸に関するお話を・・・。
国民の祝日に関する法律によると
春分の日 「自然を称え、生物を慈しむ」
秋分の日 「先祖を敬い、亡き人を偲ぶ」 とされます。
お彼岸の習慣は日本独自の行事であり、仏教発祥の地のインドにも中国にもなく、
その起源は約千四百年の昔、聖徳太子の仏教信仰にて伝えられたとされています。
「彼岸」・・・本来の意味としては、煩悩を脱した悟りの境地のことをいいます。
三途の川をはさんで、私たちの住んでいる世界を此岸(しがん)といい、
向こう側(仏様)の世界を彼岸(ひがん)といいます。
彼岸(仏様の世界)に渡るには、布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧
この六つの徳を実践しなくてはいけないといわれます。
これを「六波羅蜜」といいます。
六波羅蜜については、後日またご説明します。
お彼岸には「悟り」をひらけるように仏道修行の期間という意味合いもあり
普段仏道修行をしていない人たちも彼岸の期間中は
西の太陽に祈りを捧げ煩悩を祓っていたようです。
春分・秋分の日の中日は、太陽が真東から出て真西に沈む日🌞
この日に夕日を拝むのは、西にある浄土に向かって拝むことになるといわれます。
そのため、この行いには功徳があるということです。
秋分の日は、先祖を敬い、亡き人を偲ぶ日ですので、
自分の功徳は別のこととして(笑)
お墓参りに行ったら、ご先祖様に感謝してそっと手を合わせてください。
家族で、亡くなった方を偲んで思い出話をしたり
お墓では、家族の近況を報告するのもいいかもしれない。
そのあとで、夕日の方向にある浄土に日々の感謝を込めて手を合わせるのもいいかもしれません。
0コメント